知識を得ることの弊害
「知る」ということは「学ぶ」の一部である。
学ぶということは、「知る」ことにはじまり、「わかる」段階に至り、「できる」から「できている」の状態へと進む。
それを無意識的無能から意識的無能、意識的有能から無意識的有能へ、などと表記する人もいる。
いずれにせよ、それらすべてのステップを経るのが
「学ぶ」
だと言える。
だから「知る」ことにとどまるものは、「学ぶ」のことをしていないのと同じだ。
「知る」で止まって「できる気」「分かった気」になるくらいなら、知らない方がマシだ。
無知の知とはよく言ったもので、「知らない」と認識するほうが伸びるものだ。
「知る」ことの危険性と弊害を、よくよく吟味すべし。